シボレー「コルベット」263台をリコール…北米仕様の部品を取り付けるミス
ゼネラルモーターズ・ジャパンは、シボレー「コルベット」のフード組付製造工程において、北米仕様の部品が取り付けられたものがあるとして、2023年8月3日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年8月17日~2023年3月16日に輸入された263台。
不具合の箇所は、フードおよび構成部品。シボレー「コルベット」のフード組付製造工程において、北米仕様と日本仕様の識別が不十分なため、北米仕様の部品が取り付けられたものがある。そのため、歩行者頭部保護要件に適合しないおそれがあるという。
また、北米仕様のフードラッチ等の構成部品が取り付けられたものがあるため、フード解放時にフロントバンパとの間に充分な隙間が確保されず、フードを持ち上げるのが困難となることがあるとのこと。
これまでに不具合は国内で2件発生しているが、事故は起きていない。 日本での発見、本国での調査により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の当該コンポーネントを点検の上、必要に応じて正規品に交換する。また、使用者にはダイレクトメール等で通知するとともに、日整連発行の機関誌・自社ホームページに掲載するという。