三菱自動車、新型「トライトン」を世界初披露
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三菱自動車工業は7月26日(現地時間)、タイ・バンコクで1トンピックアップトラック「トライトン」を世界初公開した。タイでの販売後、アセアンやオセアニアから順次グローバルに展開するほか、日本市場でも来年初頭より販売を予定している。
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トライトンは、1978年に発売以来、45年間で5世代にわたり約560万台を生産し、世界約150ヵ国で販売してきた三菱自動車の世界戦略車だ。約9年ぶりのフルモデルチェンジとなった新型トライトンはシリーズ6代目。商品コンセプトは「Power for Adventure」。
新開発の2.4Lクリーンディーゼルターボエンジンは、摩擦損失を低減し、環境性能と動力性能を向上するとともに、高出力化を実現している。さらに、新開発のラダーフレーム、フロントにダブルウィッシュボーン式を踏襲したサスペンション、4WDシステムを採用し、走行性能や快適性を強化した。
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ボディは従来モデルより一回り大型化。猛禽類の鋭い眼光を彷彿とさせるデイタイムランニングランプと、その下に3眼プロジェクター式のヘッドライトを組み合わせることで、圧倒的な存在感と逞しさを感じさせるデザインに仕上げた。ボディーカラーはベーシックなホワイトダイヤモンド、ホワイトソリッド、グラファイトグレーメタリック、ジェットブラックマイカに加え、鮮やかさとメタリック感を強めたヤマブキオレンジメタリック、輝度感を向上させたブレイドシルバーメタリックを新たに投入する。
新型トライトンは、7月26日よりタイ・バンコクで発売を開始後、アセアンやオセアニアから順次グローバルに展開していく。日本市場では来年初頭の販売を予定しており、実現すれば約12年ぶりの投入となる。