メルセデス・ベンツ「S560 4MATIC」など2,915台をリコール…燃料漏れ発生のおそれ
メルセデス・ベンツは、燃料ホースの材質の選定が不適切なため、燃料漏れが発生するおそれがあるとして、2023年7月27日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2017年3月2日~2021年3月22日に輸入された2,915台。
今回リコールの対象となるのは、2017年3月2日~2021年3月22日に輸入された、メルセデス・ベンツ「S560」「S560 4MATIC」「S560 クーペ」「S560 4MATIC クーペ」「S560 カブリオレ」「メルセデス・マイバッハS560」「メルセデス・マイバッハ S560 4MATIC」の7車種2,915台。
不具合の箇所は、燃料装置(燃料ホース)。燃料ホースにおいて、材質の選定が不適切なため、熱による劣化が進むことがある。そのため、接続部の気密性が低下することで燃料漏れが発生するおそれがあるとのこと。
これまでに不具合は6件発生しているが、事故は起きていない。ドイツ本社からの情報および市場からの報告により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の燃料ホースを新品に交換し、対策されたクリップで固定した後、遮熱カバーを装着する。
また、使用者にはダイレクトメールで通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページに掲載するという。