メルセデス・ベンツ「C200」など約1.7万台をリコール…燃料ポンプの不具合でエンストのおそれ
メルセデス・ベンツは、燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において製造が不適切なため、最悪の場合、走行中にエンストするおそれがあるとして、2023年7月27日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2021年7月24日~2023年7月13日に輸入された17,266台。
今回リコールの対象となるのは、2021年7月24日~2023年7月13日に輸入された以下の61車種17,266台。
・メルセデス・ベンツ C180 / C180 ステーションワゴン / C180 クーペ / C180 カブリオレ
C200 / C200 4MATIC / C200 ステーションワゴン / メルセデスAMG C43 4MATIC / メルセデスAMG C43 4MATIC クーペ / CLS450 4MATIC / メルセデスAMG CLS53 4MATIC+ / E200 / E200 4MATIC / E400 ステーションワゴン / E400 4MATIC ステーションワゴン /
E200 クーペ / E200 カブリオレ / E300 / E300 ステーションワゴン / E300 クーペ / E300 カブリオレ / E350e / E450 4MATIC / E450 4MATIC ステーションワゴン / E450 4MATIC クーペ / E450 4MATIC カブリオレ / メルセデスAMG E53 4MATIC+ / メルセデスAMG E53 4MATIC+ SW / メルセデスAMG E53 4MATIC+ クーペ / メルセデスAMG E53 4MATIC+ カブリオレ / メルセデスAMG E63S 4MATIC+ / メルセデスAMG E63S 4MATIC+ SW / GLC300 4MATIC / GLC300 4MATIC クーペ / GLC350e 4MATIC / GLC350e 4MATIC クーペ / メルセデスAMG GLC43 4MATIC / メルセデスAMG GLC43 4MATIC クーペ / メルセデスAMG GLC63 4MATIC+ / メルセデスAMG GLC63 4MATIC+ クーペ / GLC450 4MATIC / メルセデスAMG GLE53 4MATIC+ / メルセデスAMG GLE53 4MATIC+ クーペ / メルセデスAMG GLE63 4MATIC+ / メルセデスAMG GLE63 4MATIC+ クーペ / GLS580 4MATIC / メルセデスAMG GLS63 4MATIC+ / メルセデス・マイバッハ GLS600 4MATIC / メルセデスAMG GT43 4MATIC+ / メルセデスAMG GT53 4MATIC+ / メルセデスAMG GT63S 4MATIC+ / メルセデスAMG GT63S パフォーマンス / S500 4MATIC / S580 4MATIC / S580e 4MATIC / メルセデス・マイバッハ S580 4MATIC / メルセデス・マイバッハ S680 4MATIC / メルセデスAMG SL43 / メルセデスAMG SL63 4MATIC+ / G550 / メルセデスAMG G63
不具合の箇所は、燃料装置(燃料ポンプ)。燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、製造が不適切なため燃料によって膨潤して変形するものがある。そのため、インペラがポンプハウジングと接触することで燃料ポンプが作動不良を起こし、最悪の場合、走行中にエンストするおそれがあるとのこと。
これまでに、不具合が213件発生しているが、事故は起こっていない。ドイツ本社からの情報、および市場からの報告により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の燃料供給モジュールを、対策品の燃料ポンプが組み込まれている燃料供給モジュールに交換する。
使用者にはダイレクトメールにて通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページに掲載する。