トーヨータイヤ、自動車部品製造の米子会社を解散へ。11月末までに手続き開始
TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は8月10日、米国生産子会社Toyo Automotive Parts(トーヨー・オートモーティブ・パーツ、TAP)における自動車部品の生産を10月31日付で終了し、TAPを解散すると発表した。
トーヨータイヤの自動車部品事業では、収益性の改善に加え、EV化の進展に合わせた新商品開発などによる競争力の強化に取り組んでいる。
TAPは、自動車用防振ゴムや等速ジョイントブーツの製造会社。2001年から北米市場で自動車メーカー向けに防振ゴムなどを供給していたが、材料費、エネルギー費、人件費などのコスト高騰により収益性の維持・向上の見通しが立たない状況にある。このことから、経営資源の最適化、自動車部品事業の体質強化を図るため、TAPの生産終了および解散の判断に至ったという。
TAPで生産する商品は、他の拠点に生産を移管し、米国における販売はToyo Tire North America OE Salesが継続する。
解散手続きは、11月30日までに開始する予定。