三菱自動車、新型コンパクトSUV「エクスフォース」をインドネシアで世界初公開
新型「エクスフォース」は、アセアン地域のニーズを踏まえて開発された、5人乗りのコンパクトSUV。コンセプトは「Best-suited buddy for an exciting life（毎日を愉しく過ごすことができる頼もしい相棒）」で、スタイリッシュで力強い本格的なSUVデザインを特徴としている。
ボディサイズは、439×1810×1660mm（全長×全幅×全高）。取り回しの良いコンパクトなボディサイズでありながら、広々とした居住空間や多彩な収納スペースなどの快適性・実用性を両立させた。
荒れた路面や冠水路など、さまざまな天候や路面状況でも安心して走行できる走破性を備える。
1.5L DOHC 16バルブ MIVECエンジンに高効率CVTを組み合わせることで、低燃費と高い静粛性を実現。サスペンションは、アセアン地域の路面状況を再現した国内のテストコースでの走行試験に加え、現地でもチューニングを繰り返して開発した。
フロントではキャスタートレールの最適化とステアリングギヤ比のクイック化により、操舵感と直進安定性を向上させている。リヤはサスペンションブッシュとショックアブソーバーのシリンダーサイズを最適化し、操縦安定性を高めた。
18インチのタイヤとホイールを採用し、クラストップレベルとなる222mm（※2）の最低地上高を確保。クラストップレベルとなる21.0度のアプローチアングルと30.5度のデパーチャーアングルで大きな段差に対応し、クラス最小レベルの5.2mの最小回転半径で取り回しの良い運転をサポートする。
同社の四輪制御技術を活用した前輪駆動方式で、SUVならではの走破性を実現。同社初となるウェットモードを含めた4つのドライブモードを搭載し、前左右輪の駆動力を調整して高い操縦性を実現するアクティブヨーコントロール（AYC）、タイヤのスリップを制御するトラクションコントロール、エンジン制御、パワーステアリング制御を統合制御することで、さまざまな路面状況に対応できる。
ミツビシ・モータース・クラマ・ユダ・インドネシア（※3）で生産し、インドネシアで販売を開始した後、ベトナム、フィリピンなど他のアセアン地域や、南アジア、中南米、中東、アフリカにも順次展開する計画。
新型「エクスフォース」諸元表（インドネシア仕様）（※4）
駆動方式
2WD
寸法・重量
全長 / 全幅 / 全高：4,390mm x 1,810mm x 1,660mm
ホイールベース：2,650mm
トレッド フロント：1,560mm
トレッド リヤ：1,565mm
最低地上高：222mm
室内長 / 室内幅 / 室内高：2,601mm x 1,444mm x 1,221mm
車両重量：1,245kg
乗車定員：5名
性能
最小回転半径：5.2m
アプローチアングル：21度
ランプブレークアングル：20.5度
デパーチャーアングル：30.5度
エンジン
型式：4A91
弁機構・気筒数：DOHC 16バルブ・4気筒
内径×行程：75mm x 84.8mm
総排気量：1,499cc
圧縮比：10
最高出力：77kW / 6,000rpm
最大トルク：141N・m / 4,000rpm
燃料供給装置：MPI
使用燃料：無鉛レギュラーガソリン
タンク容量：42L
動力伝達装置
変速機形式：CVT（自動無段変速機）
変速比Dレンジ：2.480 - 0.396
変速比後退：2.604
最終減速比：5.698
走行装置
ステアリング形式：ラック&ピニオン（電動パワーステアリング）
サスペンション形式（フロント）：マクファーソンストラット
サスペンション形式（リヤ）：トーションビーム式
主ブレーキ形式：前/後ディスクブレーキ
タイヤ：225/50R18
※1：正式名称はThe 30th GAIKINDO Indonesia International Auto Show
※2：18インチタイヤ装着車。アンダーカバーを含まない数値
※3：出資比率は三菱自動車51.0%、三菱商事40.0%、Krama Yudha 9.0%
※4：車両の仕様と機能はグレードや市場によって異なる場合がある
