メルセデス・ベンツ「C220d」など5,242台をリコール…排出ガスが基準値を超えるおそれ
メルセデス・ベンツは、エンジンコントロールユニットの制御プログラムに不具合があり、排出ガスが基準値を超えるおそれがあるとして、2023年9月28日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2021年5月7日~2023年5月18日に輸入された5,242台。
今回リコールの対象となるのは、2021年5月7日~2023年5月18日に輸入された以下の6車種5,242台。
・メルセデス・ベンツ C220d
・メルセデス・ベンツ C220d ステーションワゴン
・メルセデス・ベンツ C220d 4MATIC All-Terrain
・メルセデス・ベンツ E220d
・メルセデス・ベンツ E220d ステーションワゴン
・メルセデス・ベンツ E220d 4MATIC All-Terrain
不具合の箇所は、原動機(エンジンコントロールユニットの制御プログラム)。エンジンコントロールユニットにおいて、制御プログラムが不適切なため駐車中にエンジンフードに当たる日射しの影響を受けて、温度センサが故障していると誤って自己診断することがある。そのため、エンジン警告灯(MIL)が点灯し、最悪の場合、エンジンがフェイルセーフモード(低速一定回転)になり、排出ガスが基準値を超えるおそれがあるとのこと。
これまでに、不具合が6件発生しているが、事故は起きていない。ドイツ本社からの情報、および市場からの報告により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のエンジンコントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。
使用者にはダイレクトメールにて通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページに掲載する。