ランドローバー「レンジローバー」など294台をリコール…尾灯等が作動しない不具合
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、「レンジローバー」他計2種の後部灯火器に不具合があり、尾灯・制動灯・方向指示器・非常点滅表示灯が作動しないおそれがあるとして、2023年9月5日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年4月20日~2023年3月5日に輸入された294台。
今回リコールの対象となるのは、2022年4月20日~2023年3月5日に輸入された、レンジローバー、レンジローバーPHEVの2車種294台。
不具合の箇所は、灯火器(後部ランプ)。後部灯火器において、配線の組付位置にバラツキがあるため、振動防止用パッドによって配線が押しつけられ灯火器内部のケースと配線が干渉し損傷するおそれがある。そのため、そのまま走行を続けると配線の断線に至り、警告灯が点灯し、尾灯、制動灯、方向指示器、非常点滅表示灯が作動しないおそれがあるとのこと。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。本国メーカーからの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の当該配線の状況を確認し、振動防止用パッドを取り外し廃棄する。さらに配線が損傷している場合は、後部灯火器を新品に交換する。
使用者には電話やダイレクトメールで通知、もしくは車両に直接インカーコミュケーションメッセージを送信する。また、日整連発行の機関誌・自社ホームページにも掲載するという。