新型ロータリーエンジンを徹底紹介[モーターファン・イラストレーテッド Vol.204|特集:自動運転はどうか]
モーターファン・イラストレーテッドの204号は自動運転特集——なのですが、巻頭に大型企画を盛り込んでみました。マツダがMX-30に載せている新型ロータリーエンジン・8C型の徹底解説です。
目次
新世代ロータリー:マツダ8C・完全解説
Wankel rotary engine comes back!
▷ 世界よ、これが8Cだ。
▷ トロコイド曲線とは何か
▷ 8Cと13B、新旧比較
8C、徹底解剖
▷ e-SKYACTIV R-EV
▷
軽く、強く、精緻に。8C製造現場
▷ MX-30 Rotary-EVというクルマ
▷ ロータリーエンジンの行方
ロータリーエンジン(ヴァンケルエンジン)を実用化するとともに市販車に搭載できたのはいまなおマツダだけ、というのは皆さんもご存じのとおりです。2012年に諸般の事情から生産を終了、もはやロータリーエンジンの命脈は尽きると思われました。その後も開発は続いているとは時折聞こえてはきたものの、なかなか姿を現さない。RX-VISIONなんてコンセプトカーまで現れたのに市販車が登場しない——と思っていたら、突如MX-30の追加グレードにロータリーエンジンが載るというではないですか。
シリーズハイブリッド車で、そのロータリーエンジンは発電機駆動に用いるとのこと。以前にAVLが試作していたレンジエクステンダーEVも、発電機駆動にロータリーエンジンを使っていました。
ロータリーエンジンをレンジエクステンダーに。アウディ-AVLの試作車
マツダからこの新しいエンジンについて詳しくお話をきく機会をいただけたので、MFi204号の巻頭企画として詳しく解説することとしました。
特集:自動運転はどうか
一方の特集。自動運転について、2023年現在の姿を捉えてみようと企画しました。ひところに盛り上がっていた自動運転技術が、このところ落ち着いてしまっている印象があります。先進運転支援機能:ADASがどんどん便利になっている昨今、自動運転技術との境が見えにくくなってきて、そのため相対的に目立たなくなっているのか——などとも思えますが、しかし今もこれからも、自動運転技術が重要な目標のひとつであることは疑いようがありません。
本特集では、2023年現在の自動運転/ADAS技術について、ではどこまで進んでいるのか、どこまで進むのかを各社の最新事例から探っています。
図解特集:自動運転はどうか
Organizing Automated Driving Technology in 2023
・ 日本のスタートアップ、チューリングの挑戦[大規模言語モデルでレベル5完全自動運転を]
・ オープンソースを軸に自動運転技術を変える[ティアフォー:Autowareの実現する近未来]
・ システム破綻から受け渡しまでの、魔の10秒[古川修教授に訊く]
・ 「ぶつからないクルマ」を、次のステップへ[SUBARU Labに訊くAIアイサイトの姿]
・ AD/ADASに存在する「空白領域」[神奈川工科大学・井上秀雄教授に訊く]
・ レベル4を社会実装できるか[永平寺町自動運転移動サービス×産業技術総合研究所]
・ 自動運転の“レベル上げ”を目指すのは正しいか[日産・プロパイロット2.0の立ち位置とこれから]
・ 現代の千里眼・LiDAR[ヴァレオ・SCALA3]
・ より迅速な社会実装・レベル2交通サービス[BOLDLYの自動運転バス]
モーターファン・イラストレーテッド volume 204
【巻頭企画】
新世代ロータリー:マツダ8C・完全解説
Wankel rotary engine comes back!
・ 世界よ、これが8Cだ。
・ トロコイド曲線とは何か
・ 8Cと13B、新旧比較
8C、徹底解剖
・ e-SKYACTIV R-EV
・
軽く、強く、精緻に。8C製造現場
・ MX-30 Rotary-EVというクルマ
・ ロータリーエンジンの行方
【図解特集】自動運転はどうか
Organizing Automated Driving Technology in 2023
・ 日本のスタートアップ、チューリングの挑戦[大規模言語モデルでレベル5完全自動運転を]
・ オープンソースを軸に自動運転技術を変える[ティアフォー:Autowareの実現する近未来]
・ システム破綻から受け渡しまでの、魔の10秒[古川修教授に訊く]
・ 「ぶつからないクルマ」を、次のステップへ[SUBARU Labに訊くAIアイサイトの姿]
・ AD/ADASに存在する「空白領域」[神奈川工科大学・井上秀雄教授に訊く]
・ レベル4を社会実装できるか[永平寺町自動運転移動サービス×産業技術総合研究所]
・ 自動運転の“レベル上げ”を目指すのは正しいか[日産・プロパイロット2.0の立ち位置とこれから]
・ 現代の千里眼・LiDAR[ヴァレオ・SCALA3]
・ より迅速な社会実装・レベル2交通サービス[BOLDLYの自動運転バス]
2023年9月15日発売
定価 1,870円(本体価格 1,700円)
ISBN:9784779648861