ホンダ、EVから電気を取り出せる可搬型外部給電器「Power Exporter e: 6000」を発売

同製品は、同社がポータブル発電機の開発で培った、独創の正弦波インバーター技術を採用した可搬型外部給電器。精密機器や楽器など、電気の質が求められる製品にも対応する高品質な電力の供給ができる。

電動車両と接続することで最大6kVA（※1）の電力を出力でき、平時はイベントやコンサート、レジャーなどにおける電源として、有事の際には避難所や小規模オフィス、店舗の非常用電源としてなど、多様なシーンでの活用が期待できる。

給電コネクターを電動車両に接続し、スイッチを押すだけで給電が開始。外部給電機能を備えるクルマ（※2）であれば、メーカー・車種にかかわらず電気を取り出せる。出力は100V・200Vに対応しており、同時使用も可能。家庭用電化製品のほか、大きな電力を要するオフィス用エアコンや店舗用冷蔵庫など、幅広い電気機器に対応できる。

従来品の「Power Exporter 9000」と比較すると、約10kgの軽量化を実現し、車両と接続する給電ケーブルの長さは1.2mから2.1mへ伸長した。積み下ろしをサポートする大型グリップも備える。新たに、車載時にトランクに横に倒して積むことが可能になり、より幅広い車種で活用できる。

製品概要

品名：Power Exporter e: 6000
全国メーカー希望小売価格：88万3,960円（税込）
定格出力：6.0kVA
出力端子：
100V×4口：抜け止め接地コンセント
200V×1口：接地3P30A引掛埋込コンセント
定格出力電圧：AC100V・200V（単相3線式）
質量：41kg
外形寸法：全長755mm×全幅387mm×全高438mm
周波数：50/60Hz（切り替え式）
電力変換方式：インバーター方式
適用規格：電動自動車用充放電システムガイドライン V2L DC版
給電ケーブル長：2.1m

※1：平均的な一般家庭で消費する電力の約2倍。ただし、供給できる電力の出力・容量は接続するクルマにより異なる
※2：BEV（電気自動車）、FCEV（燃料電池自動車）、PHEV（プラグインハイブリッド車）などで、電気自動車用放電システムガイドラインV2L DC版の規格に適合する自動車