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横浜ゴムのタイ天然ゴム加工会社、ワイ・ティー・ラバーがFSCのCoC認証を取得

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横浜ゴムのタイ天然ゴム加工会社、ワイ・ティー・ラバーがFSCのCoC認証を取得

横浜ゴムは9月8日、タイの天然ゴム加工会社であるワイ・ティー・ラバー(YTRC)が2023年7月にFSC加工・流通過程の管理認証「CoC(Chain of Custody)認証」を取得したと発表した。

FSC(※1)は、1994年に設立された責任ある森林管理を世界に普及させることを目的とする国際的な非営利団体。FSC認証は環境、社会、経済の便益に適い、管理された森林から生産された林産物や、その他のリスクの低い林産物を使用した製品を目に見える形で消費者に届ける仕組みのことで、CoC認証では、FSCの認証林から収穫された認証材が消費者の手に届くまでの加工・流通過程を認証する。

今回の認証取得により、YTRCは、FSCの認証林から採取したゴムを使用した天然ゴム製品を製造する際に、製品が完成するまでのすべての工程で不適格な原材料が混入しないように管理されていることが認証されたことになる。

横浜ゴムは、持続可能な天然ゴムのためのプラットフォーム(GPSNR、※2)に創設メンバーとして参画するとともに、2021年9月には従来の「持続可能な天然ゴムの調達方針」を改定し、GPSNRの活動との連携を強めている。

今回の認証取得は、同方針に掲げられた「トレーサビリティの向上」「環境への取り組み」を反映したもので、今後も同方針で定めた活動指標に沿った取り組みを実施し公表するという。国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成にも取り組んでおり、その一環として、天然ゴムをはじめとしたサステナブルな原料調達に向けた活動を進めていく。

※1:FSC=Forest Stewardship Council
※2:GPSNR=Global Platform for Sustainable Natural Rubber

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