ヤンマー「YT225A」など6,014台をリコール…ボルト・ナットの不具合で脱輪するおそれ
ヤンマーアグリは、農耕用トラクタのボルト・ナットに不具合があり、最悪の場合、部品が落下し脱輪するおそれがあるとして、2023年9月19日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年9月15日~2023年7月19日の間に製造された34車種6,014台。
今回リコールの対象となるのは、2022年9月15日~2023年7月19日の間に製造された以下の34車種6,014台。
・ヤンマー GK13
・ヤンマー GK14
・ヤンマー GK16
・ヤンマー GK16NH
・ヤンマー GK18
・ヤンマー YT118
・ヤンマー YT120
・ヤンマー YT122
・ヤンマー GS225A
・ヤンマー GS357
・ヤンマー YT223A
・ヤンマー YT225A
・ヤンマー YT229A(J)
・ヤンマー YT233A(J)
・ヤンマー YT328R(J)
・ヤンマー YT330R(J)
・ヤンマー YT333R(J)
・ヤンマー YT338R(J)
・ヤンマー YT345R(J)
・ヤンマー YT352RJ
・ヤンマー YT357RJ
・ヤンマー YT460A
・ヤンマー YT465A
・ヤンマー YT472A
・ヤンマー YT488A
・ヤンマー YT488R
・ヤンマー YT498A
・ヤンマー YT498R
・ヤンマー YT4104A
・ヤンマー YT4104R
・ヤンマー YT5114R
・ヤンマー YT5113A
・ヤンマー TA-C1130
・ヤンマー GCR1130
不具合の箇所は、走行装置・車体装置(ボルト・ナット)。農耕用トラクタの車軸およびトランスミッションにおいて、塗装方法が不適切なため、ホイールボルト・ナットならびに塗装後のトランスミッションに組付したボルト・ナットが緩むことがある。そのため、そのままの状態で作業を続けると、ボルト・ナットが外れ部品が落下、または最悪の場合、脱輪するおそれがあるとのこと。
これまでに、不適合が6件発生しているが、事故は起こっていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、ホイル及びデルタ仕様の該当型式の車軸およびスプロケットについて、再塗装の上、ボルト・ナットを規定トルクで締め直す。また全車両、塗装後のトランスミッションに組付したボルト・ナットを増し締めする。
使用者を把握しているため直接電話等で通知するほか、改善実施済車には、運転席後部のフレームにNo.5377のステッカーを貼付する。