ボードリーの自動運転車両運行管理システムがGoogleマップに対応
BOLDLY(ボードリー)は9月29日、同社が開発・提供する自動運転車両運行管理システム「Dispatcher(ディスパッチャー)」に、8月から「標準的なバス情報フォーマット(GTFS)」による車両の位置情報を提供する機能を追加し、Google マップなどの経路検索サービスに対応させたと発表した。
ボードリーは、HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ)や茨城県境町などにおいて、自動運転バスの利用促進や乗客の利便性向上を目的に、2020年11月からバス停や運行ダイヤなどの情報(静的な情報)をGTFSで経路検索サービス事業者に提供してきた。
今回、ディスパッチャーで取得する自動運転バスのリアルタイムの位置情報(動的な情報)を自動でGTFSに変換し、経路検索サービス事業者に提供する仕組みを開発。この仕組みにより、自動運転バスを用いた経路と、そのバスのリアルタイムの位置情報を、経路検索サービスで表示できるようになった。
茨城県境町では、定常運行している全ての自動運転バスのリアルタイムの位置情報を、Googleマップのスマホアプリで8月から確認できる。全てのバス停と運行ダイヤの情報がGoogleマップに対応しており、境町での自動運転バスの利用促進や乗客の利便性向上に貢献しているという。
ボードリーは、今後も交通事業者や自治体と連携しながら自動運転バスに関する情報の外部サービスとの連携を拡大していく。