トヨタ「カローラ スポーツ」など約3.3万台をリコール…燃料漏れに至るおそれ
トヨタは、「カローラ スポーツ」など4車種の高圧燃料ポンプが強度不足のため、亀裂が発生し燃料漏れに至るおそれがあるとして、2023年10月18日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2018年5月9日~2023年3月15日に製造された33,399台。
リコールの対象となるのは、2018年5月9日~2023年3月15日に製造された以下の4車種33,399台。
・トヨタ カローラ
・トヨタ カローラ スポーツ
・トヨタ カローラ ツーリング
・トヨタ C-HR
不具合の箇所は、燃料装置(高圧燃料ポンプ)。高圧燃料ポンプにおいて、設計検討が不十分なため、構成品の圧入組み付け後に必要な強度が不足し、使用過程でポンプ内部が摩耗や損傷することがある。そのため、ポンプ溶接部に応力が集中して、亀裂が発生し燃料漏れに至るおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。海外市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の高圧燃料ポンプの製造番号を点検し、該当する場合は対策品に交換する。使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページにも掲載する。