ゼネラルモーターズ・ジャパン「キャデラック XT6」など30台をリコール…走行不能に至るおそれ
ゼネラルモーターズ・ジャパンは、「キャデラック XT6」など2車種の動力伝達装置に不具合があり、走行不能に至るおそれがあるとして、2023年9月21日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年11月14日~2023年3月16日に輸入された30台。
今回リコールの対象となるのは、2022年11月14日~2023年3月16日に輸入された、キャデラック XT5、キャデラック XT6の2車種30台。
不具合の部位は、動力伝達装置(デファレンシャル)。トランスミッション内部のデファレンシャルサンギアの製造不良により、スプライン加工部に不適切な寸法のものがある。この状態で使い続けると、左ドライブシャフトのインボードジョイントとデファレンシャルサンギアの嵌合が外れることがある。そのため、走行安定性が損なわれ、走行不能に至るおそれがあるとのこと。
改善措置として、全車両のデファレンシャルサンギアを交換するほか、ドライブシャフトを点検し、損傷がある場合は交換する。