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三菱ふそう「ふそうエアロスター」260台をリコール…排気ガス浄化処理が適切に行われないおそれ

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三菱ふそう「ふそうエアロスター」260台をリコール…排気ガス浄化処理が適切に行われないおそれ

三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、大型路線バス「ふそうエアロスター」の尿素水噴射ユニット冷却用電動ウォーターポンプに不具合があり、最悪の場合、排気ガス浄化処理が適切に行われないおそれがあるとして、2023年10月19日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年10月6日~2023年8月7日に製造された260台。

不具合の箇所は、排出ガス発散防止装置(尿素水噴射ユニット冷却用電動ウォーターポンプ)。大型路線バスにおいて、尿素水噴射ユニット冷却用電動ウォーターポンプのコネクタ端子の配列が不適切なため、エンジン停止直後のDPF高温時に当該ウォーターポンプが作動せず、尿素水噴射ユニットの尿素水バルブが冷却されず溶損する。そのため、そのままの状態で使用を続けると尿素水が漏れだし、最悪の場合、排気ガス浄化処理が適切に行われないおそれがあるとのこと。

これまでに不具合が16件発生しているが、事故は起こっていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の尿素水噴射ユニット冷却用電動ウォーターポンプのコネクタ端子の配列を正規状態に修正し、尿素水噴射ユニット一式を新品に交換する。

使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページにも掲載する。

リコール等の情報|三菱ふそうトラック・バス

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