いすゞ「エルフ」1台をリコール…走行中に部品落下のおそれ
いすゞ車体は、小型トラックの冷凍機架装車「エルフ」において、冷凍機アイドルプーリボルトに不具合があり、最悪の場合、走行中プーリが路面に落下するおそれがあるとして、2023年10月19日、国土交通省にリコールを届け出た。リコールの対象となるのは、2020年2月19日に製造された1台。
不具合の箇所は、原動機(冷凍機アイドルプーリボルト)。小型トラックの冷凍機架装車において、冷凍機アイドルプーリ締結部の形状が不適切なため、ベルト張力によってアイドルプーリボルトに過大な応力がかかり、折損するものがある。そのため、ベルトが外れて冷凍機が作動しなくなり、最悪の場合、走行中プーリが路面に落下するおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。関連企業からの情報提供により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のアイドルプーリブラケット、プーリボルト、ベルト等一式を対策品に交換する。使用者にはダイレクトメールまたは直接訪問で通知するとともに、改善実施済車には、運転席側ドア開口部のドアストライカー付近にNo.5387のステッカーを貼付する。