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レクサス、「LS」の一部改良モデル発売。予防安全と運転支援の技術を強化

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レクサス、「LS」の一部改良モデル発売。予防安全と運転支援の技術を強化

LEXUS(レクサス)は10月4日、フラッグシップモデル「LS」の一部改良を発表。全国のレクサス店を通じて10月16日に発売する。

今回の一部改良では、操舵安定性と乗り心地を向上させるとともに、先進の予防安全技術と高度運転支援技術の一部機能を強化した。

走りの面では、ラジエーターサポートブレースを追加することでボディ剛性を高め、ドライバーの操舵に対する応答性を向上させ、優れた操縦安定性を実現した。

操舵および旋回時に発生する荷重や路面からの入力を支えるフロント、リヤサスペンションなどの締結において、締結工程を高精度化することで締結トルクを高め、締結部位の剛性と乗り心地を向上。排気管サポートゴム(排気管を支える部品)の角度を見直し、走行中の排気管の振動を抑制することで、より優れた乗り心地を目指した。

後輪転舵角を拡大したDynamic Rear Steering(DRS)をAWD車にも設定拡大し、取り回し性を高め、高速道路での安定した走行を実現。乗り心地を優先したドライブモードセレクト「Comfort」モード選択時に、後席乗員が不快に感じにくいよう揺れを抑制する機能を追加した。

先進の予防安全技術の機能強化のため、最新のLexus Safety System +を採用。

プロアクティブドライビングアシスト(PDA)機能では、 運転の状況に応じたリスクの先読みを行い、歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないようステアリング・ブレーキ操作をサポート。先行車との車間距離が近いときや、前方カーブに対して自車の速度が速い状況では、緩やかに減速支援する。信号交差点への接近を検出したときには、ウインカー操作に応じてあらかじめ減速を支援し、右左折時の操作余裕確保に貢献。車線内を走行時には常時ステアリングをアシストする。

プリクラッシュセーフティ(PCS)機能では、 ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせたセンサーを採用し、交差点などでの車両や、横断歩行者/自転車との衝突回避を支援する。ドライバーの脇見運転等をシステムが検知した場合、早いタイミングでドライバーへ警告。ドライバーの反応時間を確保し、衝突回避や被害軽減をサポートする。

高度運転支援技術の強化においては、Advanced Drive(渋滞時支援)と、Advanced Park(リモート機能付)を採用した。渋滞支援では、自動車専用道路での運転において、渋滞時(0km/h~約40km/h)レーダークルーズコントロールおよびレーントレーシングアシストの作動中に、ドライバーが前を向いているなど一定の条件を満たすとシステムが作動。認知、判断、操作を支援することで、ドライバーは渋滞時の疲労軽減ができ、より周囲に注意を払った運転が可能になる。

Advanced Drive(渋滞時支援)支援開始
Advanced Drive(渋滞時支援)支援開始
Advanced Drive(渋滞時支援)支援終了
Advanced Drive(渋滞時支援)支援終了

※Advanced Drive(渋滞時支援)は自動で運転するシステムではない。システムを過信せず、ドライバーは常に自らの責任で周囲の状況を把握し、いつでも運転操作ができるよう備える必要がある

Advanced Parkは、HEVモデルのLS500hに加えて、ガソリンモデルのLS500にも標準設定。バック駐車に加え、前向き駐車に対応し、車内からの操作で前向き/バック出庫が可能になった。HEVモデルのLS500hには、スマートキー携帯時に、車外から専用アプリをインストールしたスマートフォンを操作することで、駐車および出庫が可能なリモート機能も搭載する。

装備の面では、12.3インチフル液晶メーターを採用したほか、前後方を記録するドライブレコーダーや、スマートフォンにアプリをインストールすることで画面操作なしでドアのロック、アンロック、エンジンスタートができるデジタルキーなど、先進性と利便性をより高める機能・装備を拡充させた。

12.3インチフル液晶メーター
12.3インチフル液晶メーター

価格は、ガソリンモデルのLS500が1,094万円~1,612万円、ハイブリッドモデルのLS500hが1,240万円~1,799万円。

※各機能・設定・装備はモデルにより設定が異なる

「LS」車両情報|レクサス

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