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ジヤトコ、小・中型FF車用の新型CVT「Jatco CVT-XS」を生産開始

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ジヤトコ、小・中型FF車用の新型CVT「Jatco CVT-XS」を生産開始

ジヤトコは10月12日、小・中型FF(前輪駆動)車用の新型CVT「Jatco CVT-XS」(CVT-XS)を開発し、メキシコのアグアスカリエンテス州にあるジヤトコ メキシコで生産を開始したと発表した。

CVT-XSは、伝達効率90%を実現した「CVT-X」をさらに進化させたもので、CVT-XSの“S”には「Smooth(スムーズ)」「Small(小さい)」「Safety(安全な)」「Supreme(至高の)」の意味が込められている。従来品と比べて、燃費性能、運転性能、車両安全性を向上させた。

メカオイルポンプの小型化によってメカニカルロスを低減し、燃費を向上。米国での温室効果ガス・燃費規制(GHG/CAFE)を達成した。

多板ロックアップと3方リニアソレノイドを用いて、発進時および再加速時にエンジン回転の吹け上がりを抑えることで、ドライバーの意図に沿った加速感を実現。ツインオイルポンプの採用により、応答性も向上した。

これまで横置きだったコントロールバルブを縦置きにしてユニットの全高を低くした。これにより、出力280Nmのポテンシャルを持つユニットでありながら搭載する小型車両の衝突要件も達成することができ、車両の安全性向上に貢献。搭載車両は、米国の自動車安全性評価であるNCAP(New Car Assessment Program)の歩行者保護項目における「ファイブスター」の認定要件を達成している。

同製品は、日産自動車が北米で販売するセダン「セントラ」に搭載する。

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