スバル「クロストレック」など5車種180台をリコール…走行不能に至るおそれ
SUBARU(スバル)は、クロストレックなど5車種のフロントドライブシャフトに不具合があり、最悪の場合、トランスファクラッチが損傷し、走行不能に至るおそれがあるとして、2023年11月9日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2023年9月1日~2023年9月18日に製造された180台。
リコールの対象となるのは、2023年9月1日~2023年9月18日に製造されたクロストレック、インプレッサ、フォレスター、WRX、レガシィの5車種180台。
不具合の箇所は、動力伝達装置(フロントドライブシャフト)。フロントドライブシャフトの製造工程における熱処理が不適切なため、アウターレースの表面に亀裂が発生し、強度が不足しているものがある。そのため、使用過程で亀裂が進展するとアウターレースが破損し動力伝達不良となり、最悪の場合、トランスファクラッチが損傷、走行不能に至るおそれがあるという。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。取引先からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の左右のフロントドライブシャフトを点検し、対象の製造ロット品についてはフロントドライブシャフトを良品に交換する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連発行の機関誌と自社ホームページにも掲載する。