ステランティスジャパン「シトロエン C3」2台をリコール…前方車両や歩行者と接触・車両が自走するおそれ
ステランティスジャパンは、シトロエン C3のエンジンコントロールユニットのソフトウェアが不適切なため、意図しない加速により前方車両や歩行者と接触するおそれや、車両が自走するおそれがあるとして、2023年10月18日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2020年10月5日~2020年12月15日に輸入された2台。
不具合の箇所は、原動機(エンジンコントロールユニット)。エンジンコントロールユニットのソフトウエアが不適切なため、アクセルペダルの故障を検知した際のセーフモードにおけるエンジン回転数の設定が高すぎる。そのため、当セーフモードが起動したとき、走行中等意図しない加速により前方車両や歩行者と接触するおそれがある。
また、当セーフモードが起動した状態でシフトをDレンジにしたまま車両を離れると、パーキングブレーキでは制動できず車両が自走するおそれがあるという。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。本国からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のエンジンコントロールユニットのソフトウエアを対策プログラムに更新する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、自社ホームページにも掲載する。