日野「日野プロフィア」23台をリコール…緩衝装置が機能しなくなるおそれ
日野エンジニアリングアネックスは、日野プロフィアのトラニオンスペーサの加工指示が不適切なため、緩衝装置が機能しなくなるおそれがあるとして、2023年10月25日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2018年3月14日~2022年2月4日に製造された23台。
不具合の箇所は、緩衝装置(リーフサスペンション)。トラニオンサスペンションの低床化改造をした大型車において、トラニオンスペーサの加工指示が不適切なため、組み付け時にトラニオンシートとトラニオンスペーサの着座が不安定になっている。そのため、走行振動等でトラニオンスペーサが摩耗することにより、リーフスプリングを固定するUボルトの軸力が低下し、緩衝装置が機能しなくなるおそれがあるという。
これまでに不具合が3件発生しているが、事故は起きていない。車両メーカーからの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のトラニオンスペーサを対策品に、損傷が懸念される部品を交換する。
使用者にはダイレクトメールまたは直接訪問で通知し、No.5399のステッカーを貼付する。