三菱ふそう「ふそう キャンター」など3車種5,007台をリコール…後退灯が点灯せず、バックブザーが鳴らなくなるおそれ
三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、ふそう キャンターなど3車種の後退灯用スイッチが不良品のため、後退時に後退灯が点灯せず、バックブザーが鳴らなくなるおそれがあるとして、2023年11月21日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2021年10月19日~2022年11月29日に製造された5,007台と、2021年10月15日~2022年3月7日に交換修理用部品として出荷し、組み付けられた車両が特定できないものの一部。
今回リコールの対象となるのは、以下の通り。
・2021年10月19日~2022年11月29日に製造された、三菱 ふそうキャンター、ふそうローザ、UDトラックス カゼットの3車種5,007台
・2021年10月15日~2022年3月7日に交換修理用部品のマニュアル トランスミッションAssy、バックランプスイッチとして出荷し、組み付けられた車両が特定できないもの40個
不具合の箇所は、電気装置(後退灯用スイッチ)。マニュアルトランスミッションを搭載した小型トラック・バスにおいて、不良品の後退灯用スイッチを組み付けたため、そのままの状態で使用を続けると、後退時の状態を正しく検知できなくなることがある。そのため、後退時に後退灯が点灯せずバックブザーも鳴らなくなるおそれがあるという。
これまでに不具合が232件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の後退灯用スイッチを点検し、不良品と判断された場合は、正常品の後退灯用スイッチに交換する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連の機関誌や、自社ホームページにも掲載する。