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レクサス、次世代BEV「LF-ZC」とフラッグシップコンセプト「LF-ZL」を世界初公開

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レクサス、次世代BEV「LF-ZC」とフラッグシップコンセプト「LF-ZL」を世界初公開

LEXUS(レクサス)は10月25日、2026年導入予定の次世代バッテリーEV(BEV)のコンセプトモデル「LF-ZC」と、BEVフラッグシップコンセプトモデル「LF-ZL」を世界初公開した。

2035年のBEVブランドへの変革を目指し、新しい車体のモジュール構造や生産技術を採用するとともに、ソフトウエアプラットフォームも全面刷新した。

LF-ZCのボディサイズは、全長4,750mm、全幅1,880mm、全高1,700mm。ホイールベースは2,890mm。航続距離は1,000km、Cd値は0.2以下を目標値とする。全ての車体構造・コンポーネントを小型軽量化することで、より自由度の高い車両パッケージングを実現。空力性能に主眼を置き、BEVならではの機能/構造をデザインの特徴とすることで、低重心かつ凝縮感あるフォルムを目指した。

LF-ZC
LF-ZC

走行性能においても、BEVならではの優れた慣性諸元による素性の良さに加え、RZなどのBEV開発で培ってきた四輪駆動力システム「DIRECT4」のシームレスな駆動力コントロールや、「ステアバイワイヤ」による直感的でリニアなステアリングフィールにより、人とクルマが一体となった走りの気持ち良さや楽しさを追求したという。

「Digitalized Intelligent Cockpit」の採用により、直感的な操作を可能とした。新たなソフトウエアプラットフォーム「Arene OS」を搭載し、先進安全技術やマルチメディアをはじめ、時代の進化に合った機能を順次アップデート可能。走る、曲がる、止まるといった基本性能においても、ドライバーに合わせてパーソナライズされたドライビング体験やエンターテイメントの拡張、社会ネットワークとの繋がりなどデジタルライフのシームレスな連携を提案する。

LF-ZC
LF-ZC

最新AI技術を活用した次世代音声認識では、音声入力に対する素早い反応や臨機応変な提案が可能。従来のナビゲーション機能の枠を超えて、日頃の行動パターンやその時々の感情にまで寄り添い、ドライバーの好みに合わせた走行ルートやモードの提案を行う。

内装には、レクサスがこれまでも採用してきた「Bamboo」をブランドシグネチャーマテリアルとして採用。テクノロジーを通じて伝統的な素材の新しい可能性に挑戦し、環境への配慮と、上質でラグジュアリーなデザインの二律双生を表現したという。

LF-ZC
LF-ZC
LF-ZC
LF-ZC

LF-ZLは、レクサスが「次世代BEVアーキテクチャーと、新しいArene OSがもたらすソフトウエアの革新によりプレステージな所有体験がクルマだけに限定されない未来」を目指したフラッグシップとして提案するコンセプトモデル。

LF-ZL
LF-ZL

BEVならではのパッケージングの自由度の高さや空間効率の良さを活かした広々とくつろげるインテリアに、従来のおもてなし装備をより先進的で心地よいものとし、これまでになかったモビリティ体験の提供を目指す。

ボディサイズは、全長約5,300mm、全幅約2,020mm、全高約1,700mm。ホイールベースは約3,350mm。

Arene OSのパフォーマンスを最大限に活かすことで高度な情報連携を行い、ドライバーのニーズを学び、先回りしてくれるサービス体験でトータルでの移動のパーソナライズを実現。社会インフラやさまざまなサービスを受けられるなど、新たな体験価値を生み出す「Interactive Reality in Motion(※)」では、クルマに搭載されたセンサー類と社会のデジタル情報を連携させ、ドライバーが運転中に外の風景の中で気になった場所やモノを指さすと、その情報が車載ディスプレイに即座に表示され、音声案内を行い、よりインタラクティブに人とクルマが繋がることを目指している。

ビッグデータの活用により充電、給電双方のエネルギーマネジメントを行い、クルマが停車しているときは社会インフラの一部としてネットワークに接続させるなど、ユーザーのライフスタイルにシームレスに連携したモビリティ・ソリューションを提供する。

LF-ZL
LF-ZL

レクサスは、10月26日から開催される第1回ジャパンモビリティショー2023で、「Pushing the Boundaries of the Electrified Experience」をテーマに、電動化で実現するクルマの未来と新たなモビリティ体験を提案するコンセプトモデルのラインアップを発表。レクサスブースで両モデルを公開する。

※インタラクティブリアリティの革新的体験プラットフォームの構想。地図、車両カメラのデータをAIチャット機能、車内音声・ジェスチャー認識等の情報と組み合わせることで、クルマのもつ情報と社会のデジタル情報を連携させることを目指す。

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