三菱ふそう「ふそうエアロスター」26台をリコール…立席の乗客が転倒するおそれ
三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、ふそうエアロスターのEZGOブレーキバルブの電気回路が不適切なため、想定より大きな減速度が生じ、最悪の場合、立席の乗客が転倒するおそれがあるとして、2023年10月19日、国土交通省に改善対策を届け出た。改善対策対象車は、2021年7月16日~2023年3月9日に製造された26台。
不具合の箇所は、EZGOブレーキバルブ。大型路線バスのEZGO/CB(中扉開時の停車補助装置)付車両において、EZGOブレーキバルブの電気回路が不適切なため、停車直前の中扉開操作時に前後ブレーキの作動タイミングが正規状態と異なっている。そのため、想定より大きな減速度が生じ、最悪の場合、立席の乗客が転倒するおそれがあるという。
改善措置として、全車両に改修用ハーネスを追加し、正しい配策に修正する。