スズキ、軽乗用車新型「スペーシア」「スペーシア カスタム」を発表。後席快適性が進化
スズキは11月9日、軽乗用車の新型「スペーシア」「スペーシア カスタム」を発表した。発売は11月22日を予定している。
スペーシアは2013年2月に初代モデルが発表されたハイトワゴンタイプの軽乗用車。同年6月にデザインや機能をより充実させたスペーシア カスタム発表。その後、2017年12月に両車ともにフルモデルチェンジ。今回は6年ぶりのモデルチェンジとなる。
デザインは「頑丈で大容量のコンテナ」がモチーフ。スペーシアはボディーを上下に分割する力強いキャラクターラインと優しい印象のLEDヘッドランプを採用して「心地よさ」と「ワクワク感」を表現。スペーシア カスタムは大型のフロントグリルやメッキフロントバンパーガーニッシュ、メッキバックドアガーニッシュなどにより、「上質感」と「存在感」を表現したという。
キャビンは、スペーシアの特長である広い室内空間をさらに充実させ、リヤステップ地上高は345mm、スライドドア開口幅は600mm、開口高は1250mmとし、持ち手部分を拡大した乗降グリップにより、後席の乗降性を高めている。今回、リヤシートの足元部分にはマルチユースフラップを採用。フラップの位置や角度を調整することで、足を伸ばすことができるオットマンモード、走行中の姿勢安定をサポートするレッグサポートモード、荷物の落下を予防する荷物ストッパーモードの3つのモードを使い分けることができる。
安全機能は、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポート2」をスズキで初めて採用し、全車に標準装備。フロントバンパーとリヤバンパーに内蔵された超音波センサーが、前方・後方の障害物との距離を測定し、衝突の可能性があると判断した場合に、衝突被害軽減ブレーキによる衝突の回避または被害軽減を図る「低速時ブレーキサポート(前進・後退)」も全車に標準装備した。
走行性能は、燃焼効率を高めたエンジンをモーターでアシストするマイルドハイブリッドを採用。NA車では軽ハイトワゴンクラストップクラスの低燃費を実現。ターボエンジンを搭載した「スペーシア カスタム HYBRID XSターボ」では、燃費と走力を両立し、低燃費を維持しながら大人4人で乗っても、心地よい加速力を発揮する。
価格は、スペーシアは153万100円~182万4,900円、スペーシアカスタムは180万1,800円~219万3,400円。合計販売台数は月販1万2,000台を見込んでいる。