トヨタ、アルファードなど新型モデルにシャープ製ワイヤレス方式「リヤマルチオペレーションパネル」を採用

シャープは10月30日、トヨタ自動車の新型「アルファード」「ヴェルファイア」「センチュリー」「レクサスLM」に、ワイヤレス方式に対応した「リヤマルチオペレーションパネル」が採用されたと発表した。
同製品は、座席から取り外して手元で操作ができるリヤマルチオペレーションパネル。ワイヤレス方式に対応したリヤマルチオペレーションパネルの搭載は、トヨタでは初めてとなる(※1)。
後部座席の左右それぞれに搭載されており、シートやランプ、空調、オーディオなどをリラックスした姿勢のままで調節できる。シーンごとにおすすめの設定モードを選択すれば、シートの角度や明るさなどの車内環境を状況や気分に合わせて一括で調整できる機能を搭載(※2)。自分好みにカスタマイズした設定モードを登録することもできる(※2)。

シャープのスマートフォン開発で培った技術を応用し、防水に対応したうえ、片手でも使いやすいコンパクトな形状を実現。約5.5インチのタッチパネルを搭載し、スマートフォンのような感覚で操作ができる画面デザインを採用している。車外への持ち出しを知らせるブザー機能も搭載し、誤って持ったまま降車したときには音で知らせる。
シャープは今後、車載分野の新規製品やソリューションの創出に向けた取り組みをさらに強化していくとしている。

上段左から:「アルファード」「ヴェルファイア」「センチュリー」
下段:「レクサスLM」
※1:2023年10月30日時点
※2:車種により機能の有無が異なる
※3:車種により一部のグレードでは標準搭載されていない