トライアンフ「ロケット 3R」など4車種549台をリコール…警音器の作動・エンジンの再始動ができないおそれ
トライアンフモーターサイクルズジャパンは、ロケット 3Rなど4車種のヒューズ設計が不適切なため、警音器の作動およびエンジンの再始動ができないおそれがあるとして、2023年12月21日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2019年10月8日~2023年3月3日に製造された549台。
リコールの対象となるのは、2019年10月8日~2023年3月3日に製造された、ロケット 3R、ロケット TFC、ロケット 3GT、ロケット GTの4車種549台。
不具合の箇所は、ヒューズ。ヒューズの設計が不適切なため、運転中に警音器を操作するとスターター回路兼警音器用のヒューズが切れることがある。そのため、警音器の作動およびエンジンの再始動ができないおそれがあるという。
これまでに不具合が2件発生しているが、事故は起きていない。社内からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、以下の対応を行う。
・全車両のスターター回路兼警音器用ヒューズを対策品に交換する。
・取扱説明書およびヒューズボックスカバーの表示を修正する。
使用者にはダイレクトメールおよび販売店から電話にて通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。