スバル「フォレスター」など5車種135台をリコール…トランスファクラッチが損傷、走行不能に至るおそれ
SUBARU(スバル)は、フォレスターなど5車種のフロントドライブシャフトの製造工程が不適切なため、最悪の場合、トランスファクラッチが損傷し、走行不能に至るおそれがあるとして、2023年12月14日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2023年9月4日~2023年9月16日に製造された135台。
今回リコールの対象となるのは、2023年9月4日~2023年9月16日に製造されたフォレスター、WRX、インプレッサ、クロストレック、レガシィの5車種135台。
不具合の箇所は、動力伝達装置(フロントドライブシャフト)。フロントドライブシャフトにおいて、製造工程における熱処理が不適切なため、アウターレースの表面に亀裂が発生し、強度が不足しているものがある。そのため、使用過程で亀裂が進展するとアウターレースが破損し動力伝達不良となり、最悪の場合、トランスファクラッチが損傷し、走行不能に至るという。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。社内からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の左右のフロントドライブシャフトを点検し、対象の製造ロット品についてはフロントドライブシャフトを良品に交換する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。