三菱自動車、新型軽商用EV「ミニキャブEV」を発売。ミニキャブ・ミーブを大幅改良
ミニキャブEVは、2011年の発売以来、12年間で約1万3000台（2023年10月末時点）の販売実績を持つ軽商用EV「ミニキャブ・ミーブ」に大幅改良を施した後継モデル。航続距離の向上と、安全装備と機能装備の拡充を図りながら、販売価格は同等に抑えている。
モーターや駆動用バッテリーなど電動系コンポーネントを新世代化することで、走行性能を向上。一充電あたりの航続距離は、先代モデル比で約35％増となる180km（WLTCモード、※1）に延長した。AC200V（15A）での普通充電の場合、約7.5時間で満充電になる。新採用のモーターは、走り出しから最大トルクの195N・mを発生。新型モーター・インバーターを採用するとともに一体化構造とすることで、先代モデルよりさらに高い静粛性を実現した。
安全機能は、衝突被害軽減ブレーキシステムや車線逸脱警報システム、オートマチックハイビーム、誤発進抑制機能(前進時)などの予防安全技術「三菱e-Assist」を採用。政府がすすめる自動ブレーキなどの先進安全技術を活用した一定の運転支援機能を備えたクルマの基準である「サポカーSワイド」に対応している。
機能装備は、電気を車両からいつでも取り出せる、アクセサリーコンセント（AC100V、最大1500W）をフロアコンソール背面に設定（※2）。災害時などの緊急時に消費電力の大きい電化製品を使用することができる。
価格は、2シーター車は243万1,000円、4シーター車は248万6,000円。
※1：WLTCモードは、「市街地」「郊外」「高速道路」の各走行モードを平均的な使用時間分配で構成した国際的な燃費測定方法。
※2：2シーター車にメーカーオプション設定。2024年3月生産開始予定。
