マクニカ、広島県呉市で自動運転EVバスによる交通社会実験と学生向け勉強会を実施
両者が2023年3月に締結した「次世代を担う若者のチャレンジ支援等に向けた包括連携協定」の取り組みの一環として実施。
最新技術勉強会は2024年1月10日に、マクニカの官公ソリューション推進室室長・吉井奉之氏を講師に招き、呉工業高等専門学校で行う。
内容は、「マクニカが描くビジョン」「最先端テクノロジー」「呉工業高等専門学校の学生と主催者側のディスカッション」など。学識と民間が連携し、世界視点での最新技術の動向を学ぶとともに、最新技術の活用方法を検討することで、呉市が進めているスマートシティの推進を図る。対象は、呉工業高等専門学校3年生177名。呉市職員もオンラインで受講する。
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交通社会実験は、2024年1月18日~21日に実施予定。次世代モビリティ導入における課題等の把握と住民の意識醸成のため、自動運転EVバスの公道走行を実施する。れんが通り(アーケード内)を走行し、地元商店街との連携により、地域の活性化、新たな人の流れを創出していく。
同実証で使用する自動運転EVバスは、「ARMA(アルマ)」。マクニカと芙蓉総合リースと芙蓉オートリースが共同で構築した「自動運転実証実験支援サービスプログラム」により提供される。自動運転システムを搭載した自動運転シャトルバスで、1回の充電で約9時間(100km)の自動走行が可能。カメラやセンサー、GPSの位置情報システムなどにより、周囲の状況を認知し、自動運転システムが予測・判断をして、ハンドルやアクセル、ブレーキの操作をする。自動運転レベルは「レベル2」で走行し、緊急時は同乗のドライバーが手動介入する。
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乗車するには、12月25日から呉市観光・地域振興アプリ「マイクレ」内の「交通社会実験の体験予約」より、乗車日時・乗車場所のモニター予約が必要。