BMW「X3 xDrive20d」など9車種60台をリコール…走行不能に至るおそれ
ビー・エム・ダブリュー(BMW)は、X3 xDrive20dなど9車種の自動変速機内の制御コンピュータ(ECU)に不具合があり、最悪の場合、走行不能となるおそれがあるとして、2023年12月6日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は2023年1月19日~2023年4月12日に輸入された60台。
今回リコールの対象となるのは、2023年1月19日~2023年4月12日に輸入された、以下の9車種60台。
・320d xDrive
・X3 xDrive20d
・420d xDriveグランクーペ
・Z4 sDrive 20i
・523d xDrive
・523d xDriveツーリング
・530i ツーリング
・M5
・840i クーペ
不具合の箇所は、自動変速機内の制御コンピュータ(ECU)。ECUにおいて、溶接機の管理が不適切なため、ECUケース接合面に溶接不良のものがある。そのため、そのまま使用を続けると、トランスミッションフルードがケース内部に浸入してフルード内の金属粉により短絡回路が形成され、最悪の場合、走行不能となるおそれがあるという。
改善措置として、全車両を良品の自動変速機制御コンピュータを搭載したメカトロニクスと交換する。作業完了車は、右フロントドアロアヒンジ取り付けボルトの下側の頭に黄色ペンを塗布する。