日産「エルグランド」116台をリコール…燃料が漏れるおそれ
日産自動車は、エルグランドの燃料タンクの製造工程に不具合があり、燃料を満タンに給油すると燃料が漏れるおそれがあるとして、2024年2月1日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年12月20日~2023年1月19日に製造された116台。
不具合の箇所は、燃料装置(燃料タンク)。燃料タンクにおいて、製造工程が不適切なため、燃料タンク上面の構成部品が適切に溶着されていないものがある。そのため、使用過程における車両振動等により溶着部の一部が剥がれ、燃料を満タンに給油すると当該溶着部から燃料が漏れるおそれがあるという。
これまでに不具合が2件発生しているが、事故は起こっていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の燃料タンクの製造番号を確認し、該当する場合は良品と交換する。
また、使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連発行の機関誌や自社ホームページにも掲載する。