三菱ふそう「ふそうローザ」2,983台をリコール…ブレーキランプスイッチの不具合
三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、ふそうローザのブレーキランプスイッチに不具合があるとして、2024年2月22日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は2019年10月29日~2023年3月9日に製造された2,983台。
不具合の箇所は、制動装置(ブレーキランプスイッチ)。詳細は以下の通り。
1.小型バスのブレーキランプスイッチの組み付け時の指示に誤りがあり、プッシュロッドの突き出し量が規定値以下で組み付けられたものがある。その結果、ブレーキペダルの踏み込み量が少ない場合、制動灯が点灯しないことがある。
2.坂道発進補助装置(EZGO)の作動中に1の事象が発生した場合、ECUがシステム異常と誤判定することにより、衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)と車両挙動安定装置(ASR)の機能が停止し、警告灯が点灯する場合がある。
これまでに不具合が3件が発生しているが、事故は起こっていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のブレーキランプスイッチのプッシュロッド突き出し量を点検し、正規値を外れていた場合は正規値に調整する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連の機関誌と自社ホームページにも掲載する。