三菱「MINICAB-MiEV」487台をリコール…制動距離が伸びるおそれ
三菱自動車工業は、MINICAB-MiEVのブレーキ配管コネクターに不具合があり、ブレーキ液が漏れてブレーキ警告灯が点灯し、最悪の場合、制動距離が伸びるおそれがあるとして、2024年2月29日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2023年9月7日~2023年11月21日に製造された487台。
不具合の箇所は、制動装置(ブレーキ配管コネクター)。製造設備の管理が不適切なため、加工精度が悪く、ブレーキ配管との接続部が密着不良となっているものがある。そのままの状態で使用を続けると、コネクターのシール部よりブレーキ液が漏れてブレーキ警告灯が点灯し、最悪の場合、制動距離が伸びるおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。社内情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のブレーキ配管のコネクターを良品と交換する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。