メルセデス・ベンツ、100台限定モデル「C63 S Eパフォーマンス F1エディション」発売
メルセデス・ベンツ日本は12月20日、Cクラスセダンのスポーツモデル「C 63 S E PERFORMANCE F1 Edition(パフォーマンス F1エディション)」を発売した。
1982年に「190クラス」として初代モデルが登場したCクラスは、動力性能や快適性、安全性などが高く、セグメントのベンチマークとされているモデル。2021年発売の現行モデルでは、サポートの精度を高めた安全運転支援システム、大型センターディスプレイ、ARナビゲーション、生体認証によるシートポジション等の設定など、フラッグシップモデルであるSクラス搭載の新技術を多数採用しながら、随所にCクラスらしいスポーティさも表現している。
今回発売したC 63 S E PERFORMANCE F1 Editionは、2023年10月に発売されたCクラスのハイパフォーマンスモデル「C 63 S E PERFORMANCE」をベースに、外装色に特別色 「アルペングレー(ソリッドペイント)」を採用し、AMGロゴとグレーからブラックへのグラデーションからなる専用デカールを施している。F1メディカルカーを踏襲するように20インチAMGアルミホイール(RRS)にもレッドのリムフランジを施している。
インテリアには、AMGロゴがエンボス加工されたヘッドレストや、レッドステッチを施したブラックナッパレザーのAMGパフォーマンスシート、レッドシートベルトがブラックとレッドのコントラストを生む特徴的なデザインに仕上げている。
ベース車としているC 63 S E PERFORMANCEの駆動システムはフォーミュラーマシンのテクノロジーを採用している。2.0L 4気筒ターボエンジンに交流同期モーターとAMGが開発した高性能バッテリー(6.1kWh)、パフォーマンス志向連続トルク可変配分四輪駆動システムの4MATIC+を組み合わせたシステムを採用。
定格出力80kW、ピーク出力150kW(最大10秒間)の交流同期モーターはリアアクスルに装備。電動シフト式2速トランスミッションと電子制御式リミテッド・スリップ・デフを一体化したコンパクトなエレクトリックドライブユニットを搭載し、P3ハイブリッドレイアウトを採用している。
軽量の高性能バッテリーはリアアクスル上方に搭載。航続距離の最大化よりも、速やかな放電と充電を可能にする設計を優先した。EV走行可能距離もWLTCモードで15kmと実用的なレベルを確保しており、深夜や早朝の住宅地などでは静かに排出ガスを出さずに走行できる。充電は交流充電による3.7kW対応。
価格は1,835万円。