レクサス、SUV「NX」を一部改良。新パッケージ「オーバートレイル」を追加設定
LEXUS（レクサス）は2月29日、コンパクトSUV「NX」シリーズの各モデルを一部改良するとともに、新パッケージ「OVERTRAIL」追加設定したと発表した。全国のレクサス店を通じて同日から販売を開始した。
NXは、SUVらしい力強さを兼ね備えたコンパクトクロスオーバーとして2014年に発売。レクサスのグローバルモデルとして、90以上の国と地域で2023年12月までに累計142万台を販売している。
今回の改良では、リアボデーの変形を抑えるブレースなどの部材追加によるボディ剛性の強化、「NX450h+」「NX350h」「NX350」モデルでは走行制御の改良、「NX350」モデルでは走り始めの前後トルク配分の見直しなどにより、操縦安定性と乗り心地を向上させた。ボディ系・エンジン懸架系のNV諸元を見直すことで、エンジンノイズ低減や、静粛性の向上を目指した。
「NX450h+」「NX350h」「NX350」の各バージョンに追加設定するOVERTRAILは、カーボンニュートラル社会や、「人と自然とモビリティの共生」の実現を目指し、ユーザーの幅広いアウトドアライフスタイルに寄り添う「OVERTRAIL PROJECT」の一環として開発されたモデル。オフロード走行時の安定性・快適性を両立し、アウトドアライフスタイルをイメージしたエクステリアを特徴としている。
走行性能は、「Trailモード」を改良することで、凸凹路などで発生しやすいタイヤの空転を自動制御し、接地輪に駆動力を最適に配分することで、走破性を向上した。この改良はNXのAWD全車に適用しており、OVERTRAILには専用チューニングを施した「AVS」を搭載し、Trailモードと連動し、凸凹路走行時の乗員の頭の揺れを抑制してオフロード走行時の安定性・快適性を寄与している。
内装色にはOVERTRAIL専用色の「モノリス」を設定。ブラックを基調に低彩度のモノリスを組み合わせたコーディネートにナチュラルカラーのオーナメントパネルを採用している。
価格は、NX450h+が749万5,000円〜、NX350hが637万6,000円〜、NX350が630万6,000円〜、NX250が485万円〜（北海道地区のみ価格が異なる）。リサイクル料金は含まない。
