テラチャージ、宮城県石巻市と連携協定を締結。市内9カ所にEV充電器設置
EV充電インフラ事業を展開するTerra Charge(テラチャージ)は4月9日、石巻市と連携協定を締結し、市内9カ所の公共施設にEV充電器を18口(18基)設置したと発表した。同社が宮城県内の自治体と協定を締結するのは、石巻市が初めてとなる。
同社は、モバイルアプリから利用できる電気自動車(EV)向けの充電サービス「Terra Charge」を展開。2023年12月31日時点で日本国内に2万5000口のEV充電器の設置を受注している。
同社は3月21日、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指し「ゼロカーボンシティ宣言」を表明している石巻市との間で「石巻市とTerra Charge株式会社とのカーボンニュートラルに関する連携協定」を締結。それに伴い、市内の公共施設に、テラチャージのEV充電器を設置した。
石巻市役所本庁舎、雄勝総合支所、河南総合支所、渡波支所、石巻総合体育館、河北総合センター(ビックバン)、ささえあいセンター、サン・ファン・バウティスタパーク、ホエールタウンおしかの9カ所にそれぞれ2口ずつ設置。設備の利用可能時間は各施設の営業時間に準じる。料金は1時間=500円。
今回市内に設置したEV充電器は、災害時は無償開放することが可能。EVには蓄電機能があり、災害が発生した際、まだ電気が復旧していない地域に充電したEVを走らせることで、電気を供給できる。同社は、同取り組みを通じて、石巻市内の防災レジリエンス向上にも貢献することを目指す。