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エムケイ、電脳交通のライドシェア向け事前確定運賃サービス採用。配車アプリ以外で受付可能に

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エムケイ、電脳交通のライドシェア向け事前確定運賃サービス採用。配車アプリ以外で受付可能に

クラウド型タクシー配車システムや配車業務の委託サービスを展開する電脳交通は5月3日、京都のタクシー会社・エムケイホールディングスに、タクシー事業者主体の自家用車活用事業(ライドシェア)における配車アプリ以外の運用実現に向け、事前確定運賃機能を導入をすると発表した。

4月からスタートした日本版ライドシェアは、タクシーが不足しやすい地域・曜日・時間帯に限定して運行し、タクシー事業者がライドシェアドライバーと車両の運行管理、教育、車両整備を行う運送責任を負うことで、利用者の安全を確保する点が特徴。

電脳交通は、エムケイへのライドシェア運行管理に対応したシステムの提供と導入サポートを実施。配車アプリ経由以外での電話注文においても事前確定運賃での運用が可能な機能を提供し、タクシー車両・ライドシェア車両双方のハイブリッドな運行が円滑に進むようサポートする。

これにより、移動需要が増える時間帯で提供可能なタクシー・ライドシェア車両数が増加し、利用者はタクシー事業者管理のもと安全に移動できる手段が確保しやすくなると見込んでいる。

電脳交通が提供する日本版ライドシェア向けシステムの仕組み
電脳交通が提供する日本版ライドシェア向けシステムの仕組み

エムケイは、京都市(旧京北町区域を除く)、宇治市、長岡京市、向日市、八幡市、城陽市、京田辺市、木津川市、乙訓郡、久世郡、綴喜郡、相楽郡など、京都市域交通圏でライドシェア事業を展開。月曜・水曜・金曜の16時〜20時、火曜〜金曜の0時〜5時、金曜・土曜・日曜の16時〜翌6時に運行している。

乗客は電話注文・配車アプリ注文のどちらも利用でき、タクシーとライドシェアのどちらの車両も選択可能。タクシー事業者側でもタクシーとライドシェア車両を1つのシステムで運行管理でき、従来のドライバー用タブレット端末だけでなくライドシェア車両向けのスマートフォン版ドライバーアプリが提供される。ライドシェアの運行に必要な事前確定運賃、キャッシュレス決済などにも対応する。

同サービスの開始は5月以降を予定しており、今後日本版ライドシェアへの導入を目指す。

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