マツダ「CX-60」4,696台をリコール…エンストに至るおそれ
マツダは、CX-60のエンジン制御コンピュータに不具合があり、燃料蒸発ガス濃度の誤判定によりエンジンが失火し、最悪の場合、エンストに至るおそれがあるとして、2024年5月16日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年12月14日~2023年10月31日に製造された4,696台。
不具合の箇所は、原動機。エンジン制御コンピュータの燃料蒸発ガス濃度学習条件が不適切なため、パージバルブが開弁していないときに学習し、実際よりも低い濃度として判定することがある。走行直後など、燃料タンク内の燃料温度が高く、高濃度のガスがエンジンに取り込まれた場合に失火し、最悪の場合、エンストするおそれがある。
これまでに不具合が8件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のエンジン制御コンピュータの制御プログラムを対策プログラムに修正する。
使用者には電話やダイレクトメール等、もしくは車両のセンターディスプレイ画面へのメッセージ表示にて通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページにも掲載する。