マツダ「CX-60」4,925台をリコール…低車速時にエンストに至るおそれ
マツダは、CX-60のトランスミッション制御コンピュータに不具合があり、減速中のクラッチ制御が不適切なため、最悪の場合、低車速時にエンストするおそれがあるとして、2024年5月16日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年12月14日~2023年10月31日に製造された4,925台。
不具合の箇所は、動力伝達装置。トランスミッション制御コンピュータの減速中におけるクラッチ制御が不適切なため、クラッチを解放するタイミングが遅れたり、意図しないタイミングでクラッチ締結が発生したりすることがある。その結果、減速中にエンジン回転が低下し、最悪の場合、低車速時にエンストするおそれがある。
これまでに不具合が26件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のトランスミッション制御コンピュータの制御プログラムを対策プログラムに修正し、トランスミッションの初期学習を実施する。
使用者には電話やダイレクトメール等、もしくは車両のセンターディスプレイ画面へのメッセージ表示にて通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページにも掲載する。