日産、島根県出雲市と連携協定を締結。EVを活用した持続可能なまちづくりに向け
同市は、2050年に二酸化炭素排出実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」への挑戦を宣言し、2022年度に脱炭素化に向けた取り組みの基本方針や数値目標などを盛り込んだ「出雲市環境総合計画」を策定。2023年度から計画に基づいた省エネルギー対策、デコ活の推進、再生可能エネルギーの導入、次世代自動車の導入、豊かな森林づくりの推進に向けた取り組みを実施している。取り組みの一環として、公用車のEVを含めた電動化を推進し、蓄電機能を脱炭素だけでなく災害時での活用も検討する。
日産は、これまで培ってきたEVに関するノウハウやネットワークを活かし、エネルギーマネジメント、サーキュラーエコノミー、サステナブルツーリズム、地域交通、次世代教育を通じ、脱炭素化、災害対策の強靭化の実現により社会変革を促す日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を推進している。EVの普及によるゼロ・エミッション社会構築を目指し、SDGsの達成や地域社会の発展に貢献するため、全国の自治体や企業と連携している。
日産の活動に出雲市が賛同し、同協定の締結を行う運びとなった。
4者は、同協定を通じてEVや再生可能エネルギーの積極的な活用により脱炭素社会を推進し、環境・防災対策等、同協定締結に基づくさまざまな取り組みを行う。公用車のEV化のほか、EV補助金の検討や充電スタンド設置などのEV普及に関する諸施策の実施、市民への啓発活動などに取り組んでいく。
