国交省、ホンダに立ち入り検査を開始。形式指定を巡る認証不正問題
自動車メーカーの形式指定を巡る認証不正問題で、国土交通省は6月10日午前、道路運送車両法に基づき、東京都港区にある本田技研工業(ホンダ)本社に立ち入り検査を始めた。
日経によると、10日午前、国交省の職員が東京都港区にある同社本社に入ったという。今回の問題で立ち入り検査が行われるのは、トヨタ自動車、ヤマハ発動機、スズキに続き4社目。
同社は、過去に生産していた22車種で不正行為が発覚。型式指定申請に必要な騒音試験および原動機車載出力試験などで、試験条件の逸脱や、試験成績書に実測値と異なるデータを記載するなどの不適切な事案があった。
国交省は開発に関する資料などを調査し、不正の経緯や悪質性を分析。今後、調査結果に基づき、行政処分の必要性を判断する。