ボルボ、EVのフラッグシップSUV「EX90」を米工場で生産開始。最大航路距離600kmを実現
ボルボ・カーズは6月6日、米国サウスカロライナ州チャールストン工場で電気自動車(EV)のフラッグシップSUV「EX90」の生産を開始したと発表した。
チャールストン工場は、2018年夏にオープンした米国初の製造工場。現在はEX90とS60セダンを生産しており、年間最大15万台の生産能力がある。
同社は米国で約70年前から事業を展開しており、47州に281のディーラーを所有している。同工場に対して大規模な投資を行い、車体工場と塗装工場の刷新・拡張や、最新のバッテリーパック生産ラインを導入することで、サウスカロライナ州と米国への長期的なコミットメントを反映したという。
今回生産を開始したEX90は、同社初のコアコンピューティング・テクノロジーを搭載したSUVで、次世代EVテクノロジーをベースに、最大600kmの航続距離(※)を実現。次世代のパッシブとアクティブセーフティ技術、幅広いセンサー群から情報を得たソフトウェアによって、安全性を強化した。
エクステリアはスカンジナビアンデザインを採用し、安全性、効率、美しさを最適化したモダンなプロポーションの提供を目指した。7人乗り仕様でスペース、多用途性、快適性を備えた。
EX90には強力なコアシステムが搭載されており、常に接続状態を維持し、AIやリアルタイムに収集したデータに基づいてアップデートされる。
第1号車は、車体カラーがデニム・ブルーの米国向けのモデルで、2024年後半に納車予定。
※管理された条件下で新車における実際のWLTP走行サイクルに従った距離。実際の航続距離とは異なる場合がある。数値は事前に設定した目標値に基づくもの。