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BMW、新型EV「MINI ACEMAN」を発売。新世代MINIモデルの第3弾

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BMW、新型EV「MINI ACEMAN」を発売。新世代MINIモデルの第3弾

ビー・エム・ダブリュー(BMW)は6月6日、電気自動車(EV)専用のクロスオーバー・モデル「MINI ACEMAN(ミニ・エースマン)」を発表し、全国のMINI正規ディーラーで販売を開始した。納車は第四四半期以降を予定している。

BMWが展開しているMINIブランドでは、ラインナップを次世代モデルに移行している。第1弾として「MINI COUNTRYMAN(カントリーマン)」、第2弾として「MINI COOPER(クーパー)」を発売しており、今回発表した新型「MINI ACEMAN」は第3弾モデルとなる。

MINI COOPERと同様にプレミアム・スモール・コンパクト・セグメントに位置付けられ、最大1005Lまで拡張可能なラゲッジ・スペース、5人乗車を可能とした広い車内空間を実現している。コンパクトなデザインとMINIらしいディテールを融合させた、MINIブランド初となるEVのシティ・クロスオーバーとなる。

パワトレーンは、電気モーターを前輪に搭載。走行性能は、「Eグレード」では、最高出力135kW、最大トルク290Nmを発揮、停止状態から時速100kmまで7.9秒で到達する。リチウム・イオン電池のバッテリー容量は126.0Ah/42.5kWh を確保し、一充電での走行可能距離は310km(※)。「SEグレード」では、最高出力160kW、最大トルク330Nm、停止状態から時速100kmまで7.1秒で到達する。バッテリー容量は54.2kWhを確保、一充電での走行可能距離は406km。

安全機能には、高性能カメラ、レーダー、高性能プロセッサーによって精度が向上したレーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)、レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、レーン・キーピング・アシスト、クロス・トラフィック・ウォーニング(リア)機能を含む先進安全機能ドライビング・アシストを標準装備。SEグレードにはアクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)も装備している。

標準装備となるパーキング・アシスタントには、車両の周りの状況を画像で確認できるサラウンド・ビュー機能、並列および縦列駐車を容易にするパーキング・アシスト機能、ペダル踏み間違い急発進抑制機能に加え、リバース・アシスト機能を採用した。リバース・アシスト機能は、車両が時速約35km以下で直前に前進したルートを最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となり、日本に多い細い道での対向車とのすれ違いに困った際など、安全かつ正確に、元のルートへの復帰をサポートする。

ドライブ・レコーダーには、車載カメラを使用した全方向の記録ができる機能を標準装備。後付けのドライブ・レコーダーと異なり、車両後方の映像もウィンドウ越しではなく直接撮影でき、あおり運転などの危険運転車両と遭遇した際に、車両のナンバーも鮮明に記録し、サイドのカメラで幅寄せの映像記録にも対応する。

運転支援機能には、音声会話だけで車両の操作や情報へのアクセスができる「インテリジェント・パーソナル・アシスタント」を搭載。ドライバーの指示で適切な機能やサービスを起動するほか、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習し、長く乗り続けるほどドライブのパートナーとしての役割を担う。「Hey MINI(ヘイ・ミニ)」と呼びかけるか、ステアリング・ホイールのトーク・ボタンを押すことで、アシスタントが起動し、ナビゲーション、電話、ラジオ、空調管理など、主要な機能を操作できる。音声操作によるコミュニケーションは、センター・ディスプレイ上に、グラフィック、テキスト、アバターからなるアニメーションの形で表示する。

価格は、Eグレードが491万円、SEグレードが556万円。右ハンドル仕様のみ。

主な車両諸元

■ MINI ACEMAN E
全長:4,080mm
全幅:1,755mm
全高:1,515mm
ホイールベース:2,605mm
最高出力:135kW
最大トルク:290Nm
リチウム・イオン・バッテリー容量:126.0Ah/42.5kWh
一充電走行距離:310km(※)

■ MINI ACEMAN SE
全長:4,080mm
全幅:1,755mm
全高:1,515mm
ホイールベース:2,605mm
最高出力:160kW
最大トルク:330Nm
リチウム・イオン・バッテリー容量:136.0Ah/54.2kWh
一充電走行距離:406km(※)

※一充電走行距離を含め、諸元値は全てヨーロッパ仕様車を使用したヨーロッパにおける認可数値。日本での認可値とは異なる場合がある。一充電走行距離は一定の試験条件下での数値、実際の走行条件等により異なる。

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