BMW、「MINI COOPER 5 DOOR」を全面改良。先進安全機能を搭載

MINI COOPER 5 DOORは、MINIシリーズの基幹モデルであるハッチバックモデル「MINI COOPER 3 DOOR」をベースに、リアにもドアを装備した5ドアモデル。今回発表の新型MINI COOPER 5 DOORは、2014年に発売したMINI 5 DOORの第2世代目のモデルとなる。

今回の全面改良では、パワートレインにBMWグループのEfficientDynamicsエンジンを搭載。

「C」グレードには、新世代モジュール式高効率1.5L直列3気筒MINIツインパワーターボガソリンエンジンを搭載し、最高出力115kW／5,000rpm、最大トルク230Nm／1,500-4,600rpmを発揮。

「S」グレードには、新世代モジュール式高効率2L直列4気筒MINIツインパワーターボガソリンエンジンを搭載し、最高出力150kW／5,000rpm、最大トルク300Nm／1,450-4,500rpmを発揮する。

両グレードとも変速機にはダイナミックな走りを実現する7速ダブルクラッチトランスミッションを組み合わせている。

AI技術を活用した「インテリジェント・パーソナル・アシスタント」も搭載。音声会話だけで、車両の操作や情報へのアクセスができる。「Hey MINI（ヘイ ミニ）」と呼びかけるか、ステアリングホイールのトークボタンを押すことで、同機能が起動し、ナビゲーション、電話、ラジオ、空調管理など、主要な機能を操作可能。従来の音声入力と異なり、自然な会話に近い言葉で、ドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを起動できるという。音声操作によるコミュニケーションは、円型有機ELセンターディスプレイ上に、グラフィック、テキスト、アバターからなるアニメーションの形で表示される。

「S」グレードには、高性能カメラ、レーダー､高性能プロセッサーにより精度と正確性が向上した「アクティブ・クルーズ・コントロール（ストップ&ゴー機能付）」、「レーン・チェンジ・ウォーニング（車線変更警告システム）」などのドライビングアシスト機能を標準装備。車載カメラを使用した全方向の記録ができるドライブレコーダーも標準装備する。後付けのドライブレコーダー異なり、車両後方の映像もウィンドウ越しではなく直接撮影するので、あおり運転等の危険運転車両と遭遇した際に、車両のナンバーも鮮明に記録すると同時に、サイドのカメラで幅寄せの映像記録にも対応する。

エクステリアデザインは、新世代モデルであることを象徴するミニマルな新しいデザインに刷新。アイコニックなMINIらしさを象徴する、クラシカルなフォルムのヘッドライトと際立つフロントグリルで構成。フロントフェイスデザインは、複雑な八角形の輪郭をもつフロントグリルと、新たなヘッドライトデザインを採用した。

先代モデルから採用となった「マルチトーンルーフ」は、新型MINI COOPER 5 DOORにはオプション装備品として用意。グラデーションデザインを用い、車両前方には「サンマリノブルー」、中央部分には「インディゴサンセットブルー」、後方部分は「ホワイト」へと徐々に変化するルーフカラーデザインとなっている。1台1台で微妙に表情が変化するため、ユーザーはマルチトーンルーフを選択することで、MINIブランドコンセプトの1つでもある「カスタマイズ性」のある唯一無二の1台を楽しむことができる。

価格は、Cグレードが408万円、Sグレードが477万円。右ハンドル仕様のみ。

主な車両諸元