ルノー・ジャポン「キャプチャー」など4車種801台の改善対策を提出…運転支援システムが機能しなくなるおそれ
ルノー・ジャポンは、キャプチャーなど4車種のフロントカメラに不具合があり、最悪の場合、運転支援システムが機能しなくなるおそれがあるとして、2024年6月27日、国土交通省物流・自動車局長に改善対策届を提出した。改善対象車は、2022年7月19日~2023年8月16日に製造された801台。
今回改善対策の対象となるのは、2022年7月19日~2023年8月16日に製造されたルノー メガーヌ、ルーテシア、キャプチャー、アルカナの4車種801台。
不具合の箇所は、フロントカメラ。運転支援システムの構成部品であるフロントカメラのMPU(Micro Processor Unit)において、半導体の製造管理が不適切なため、配線層が剥がれて薄くなっているものがある。走行振動等により配線層に亀裂が入り、最悪の場合、運転支援システムが機能しなくなるおそれがある。
これまでに不具合が17件発生しているが、事故は起きていない。市場からの不具合報告により発覚、改善対策を届け出た。対策として、全車両のフロントカメラを良品に交換する。
使用者にはダイレクトメールで通知し、日整連の機関誌にも掲載する。改善実施済車には、その旨を点検整備記録簿に記載する。