神戸製鋼所、ベトナムで銅板条スリット加工・販売拠点の開所式を開催
神戸製鋼所は、2022年にベトナムハナム省に設立した、電子材料用銅板材のスリット(条切り)加工・販売及び技術サービス会社である「Kobelco Copper Alloy Vietnam Co., Ltd.」(以下 KCAV)の開所式を、2024年7月13日に同社敷地内にて開催した。 式典には、 Mr Truong Quoc Huy(ハナム省人民委員会委員長)をはじめとする地元政府関係各位など約70名の来賓者が主席した。
近年では、EVの進展に伴う自動車分野をはじめ様々な分野での電装化が進展し、電子材料用銅板材の需要が拡大している。その中、東南アジアでの需要の高まりに応じるため、神戸製鋼所は既存の各製造拠点※に加え、新たにKCAVを2022年4月に設立した。
既に、2024年4月より、スリット加工製品の生産・出荷が開始されており、今後も同社の長府製造所(山口県下関市)で製造したマスターコイル(広幅コイル)をKCAVに在庫し、製品をタイムリーに顧客へ納入することにより、需要の増加に迅速かつ柔軟に対応していく。また、現地での技術サービス機能を兼ね備えることで、顧客の様々なニーズに対応していく。
新会社 概要
社名:Kobelco Copper Alloy Vietnam Co., Ltd
所在地:ベトナムハナム省ドゥイティエンタウンホアンドン区ドンバンⅢ裾野工業団地
代表者:坂本 浩
事業内容:電子材料用銅板材のスリット加工・販売及び技術サービス
資本金:約1,350億ドン(神戸製鋼所 全額出資)
設立:2022年4月(2024年4月量産開始)
生産能力:約400t/月
主要設備:スリッターライン、巻き直しライン、梱包・検査設備
従業員数:24人