トムトムとマレリ、車載インフォテインメントシステムの共同開発で提携
オランダのマップメーカーであるTomTom(トムトム)は7月5日、モビリティ技術のサプライヤーであるマレリと提携し、車載インフォテインメントソリューションを共同開発すると発表した。
トムトムのデジタルコックピットSDKにはインフォテインメントアプリケーションが事前統合されている。モジュラーアーキテクチャーとカスタマイズツールは、自動車メーカー、システムインテグレーター、ソフトウェア開発会社、コンテンツプロバイダーにオープンで安全な環境を提供し、独自のブランド体験に向けたソフトウェアとアプリ開発に集中できる環境を実現する。
LeanConnectコックピットは、クラスタ、車載インフォテインメント、テレマティクスを1つの製品に統合したハードウェアソリューション。高性能でコスト効率に優れたソリューションを提供することで、自動車のハードウェアおよびソフトウェア設計を強化するマレリの「リーン」プラットフォームの製品のひとつ。トムトムのデジタルコックピットSDKを事前に組み込むことで、トムトムのナビゲーション、交通情報、EVサービスを含むカスタマイズ可能なソリューションを提供できる。
トムトムのデジタルコックピットSDKと、ハードウェア設計、製造、統合におけるマレリの専門知識を組み合わせることで、自動車メーカーは市場投入までの時間を短縮し、ダイナミックな車両パーソナライゼーションオプションと合わせた手頃なソリューションの実現が可能になるとしている。