ポルシェ「Taycan」など6車種2,604台をリコール…制動力が低下するおそれ
ポルシェジャパンは、Taycanなど6車種のブレーキホースに不具合があり、最悪の場合、ブレーキ液が漏れて警告灯が点灯し、制動力が低下するおそれがあるとして、2024年8月1日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2020年10月19日~2024年7月1日に輸入された2,604台。
今回リコールの対象となるのは、2020年10月19日~2024年7月1日に輸入されたポルシェ Taycan 4S、Taycan Turbo、Taycan Turbo S、Taycan、Taycan 4、Taycan GTSの6車種2,604台。
不具合の箇所は、制動装置(ブレーキホース)。
制動装置の設計が不適切なため、前輪用ブレーキホースの長さが不足している。そのままの状態で使用を続けると、操舵角によりブレーキホース端部に過大な負荷がかかり、ホースに亀裂が発生する。最悪の場合、ブレーキ液が漏れて警告灯が点灯し、制動力が低下するおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。本国からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の前輪用ブレーキホースとブラケットを対策品に交換する。
使用者にはダイレクトメール等にて通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページにも掲載する。